こんにちは、松本千嶂です。
今日の書作品は、七十二候の「蚕起食桑」です。
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「蚕起食桑」(七十二候)
読み:かいこおきてくわをはむ
意味:蚕が桑を盛んに食べ始める
大きさ:タテ約33cm、ヨコ約24cm
用途:インテリア
楷書体を篆書風に書いてみました。
篆書体なら次のようになります。
(二玄社「書源」より抜粋 2021-01-03の記事参照)
「蚕(蠶)」
「起」
「食」
「桑」
篆書体を絵を描くような感覚でデザインしてみるのも面白いかも知れません。
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5月21日から6月4日までのおおよそ半月は二十四節気の「小満(しょうまん)」。
すべてのものがしだいにのびて天地に満ち始める頃(国立天文台暦計算室用語解説)です。その小満の初候(5月21日~5月25日頃)が七十二候の「蚕起食桑」。(2020-07-19の記事参照)
蚕は桑の葉を食べて育ちますが、人間が手助けしないと死んでしまうそうです。桑の葉は5月から10月頃が生育期で、蚕もこの時期に盛んに育てられます。自然界で自分の力では生きてゆけないのです。絹糸という素敵なものを遺してくれるので、なおさら切なさを感じます。
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