「書」 創作の楽しみ

インテリア用書作品とデザイン用毛筆文字

自業自得 ~インテリア用書作品

こんにちは、松本千嶂です。

今日の書作品は、「自業自得」です。

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「自業自得」

読み:じごうじとく
意味:自分がしたことの報いは自分で受けること
大きさ:タテ約33cm、ヨコ約24cm
用途:インテリア

「自」は同じ字が横に並ぶためほんの少しだけ変化をつけて書いてみました。「業」と「得」は画数が多いので大きくなるのは仕方ありませんが、あまり大きくなり過ぎないように気をつけました。

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「あんたは遊びにかまけて書の鍛錬を怠ったため、昇段試験に合格できなかったんや。自業自得やな」。このように悪いことをした(さぼった)ために悪い結果になった、と悪い意味でよく使われるのが「自業自得」。

しかし、もともと仏教に由来する言葉で、「自分の行いが自分の運命を生み出す」という意味だそうです。ですから、悪い場面だけではなく、良い場面で使っても間違いではないのでしょう。例えば、「あんたは毎日怠らず書の鍛錬をしてきたから、昇段試験に合格できたんや。自業自得やな」となります。ただ、今ではそういう使い方はしませんので、違和感はあります。

よく似た意味の言葉に「因果応報」があります。良い結果を生み出すのも悪い結果になるのも自分の行動次第ということです。また「身から出た錆」というのもあります。こちらの方が自業自得の説明にはピンときます。

他人の行いに対して使われることが多いように思いますが、自分への戒めとします。

 

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毛筆文字工房千嶂
松本 一(千嶂)

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