「書」 創作の楽しみ

インテリア用書作品とデザイン用毛筆文字

雪下出麦(七十二候) ~インテリア用書作品~

こんにちは、松本千嶂です。

今日の書作品は、七十二候の「雪下出麦」です。

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 「雪下出麦」(七十二候)

読み:せっかむぎをいだす
意味:雪の下で麦が芽を出す
大きさ:タテ約33cm、ヨコ約24cm
用途:インテリア

書体は行書です。「下」の字の横画が左に張り出した分、「麦」の字を縦に長くしました。全体的に字が大きくなってしまったようです。窮屈な感じがします。もう少し余白(白い部分)があってもよかったかもしれません。

 

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12月21日から2021年1月4日頃は二十四節気の「冬至(とうじ)」。

かぼちゃを食べてゆず湯に入る。そんな風習のある冬至ですが、その冬至の末候(12月31日~1月4日頃)が「雪下出麦」です。(2020-07-19の記事参照)

麦は「越年草」ともいわれます。10月から11月頃に種が蒔かれ、寒さに耐え、辺り一面雪の中にあってもその下で芽を出し、じっと春が来るのを待っています。

新型コロナウイルス一色に染められた2020年も終わろうとしています。衰える気配のないまま年を越しそうです。しかし、この難敵を打ち破り、やがて平穏な日々を取り戻すときは必ずやってきます。みんなで力を合わせ乗り切りましょう。

「雪下出麦」は、私たちを励ましてくれている語句でもあるような気がします。

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