「書」 創作の楽しみ

インテリア用書作品とデザイン用毛筆文字

(続)知足以自戒 ~インテリア用書作品~

こんにちは、松本千嶂です。

今日の書作品は、2021-09-15の記事でも書いた「知足以自戒」です。この時の作品はあまり納得のできるものではなかったので、改めて書いてみました。加えて、前回の記事「草書の書法」を踏まえて草書の作品も制作してみました。

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「知足以自戒」(墨場必携<2020-06-28の記事参照>より)

読み:たるをしりもってみずからいましむ
意味:物事には限りがないが、足るを知りて其他を求むるを戒めねばならぬ
大きさ:タテ約24cm、ヨコ約33cm
用途:インテリア

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草書の分け方に「独草体」と「連綿草」というものがあります。独草体は一字一字が独立した草書、連綿草は二字三字、あるいはそれ以上の字が連なった草書のことです。字を連続させるにはリズム感がが欠かせませんし、また筆に蓄えられた墨量が少なくなってくると、穂先のコントロールがしにくくなります。ですから最初は独草体で草書の形態、用筆法を習得し、調子がわかってきてから連綿草に挑戦してみるというのがいいのではないかと思います。

とはいえ、言うは易し行うは難し、です。何枚書いても納得のできるものができません。創作の難しさを実感します。「創作の楽しみ」となるのはいつのことやら。


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毛筆文字工房千嶂
松本 一(千嶂)

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