「書」 創作の楽しみ

インテリア用書作品とデザイン用毛筆文字

玄鳥至(七十二候) ~インテリア用書作品~

こんにちは、松本千嶂です。

今日の書作品は、七十二候の「玄鳥至」です。

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 「玄鳥至」(七十二候)

読み:げんちょういたる(つばめきたる)
意味:ツバメが南からやってくる
大きさ:タテ約33cm、ヨコ約24cm
用途:インテリア

墨をあまり吸わない筆の滑りがよい紙で書きました。潤渇(にじみやかすれ)は出ませんが「玄鳥」を連綿(線を途切らせずに続けて書くこと)にすることでスピード感が出たと思います。書体は草書体です。「至」を思い切って縦長にすることで2行目下の余白を埋め、雅印だけにしました。私の作品のほとんどは雅印だけです。意図的に雅印だけにする場合を除いて、基本は「千嶂書」と雅号を入れるべきなのでしょうが,うまく入れられないのでごまかしています。練習をしないといけません。

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4月4日から4月19日までのおおよそ半月は二十四節気の「清明(せいめい)」。

空が明るく澄みわたり、木々が新たな芽を出し、草花が活気づく時期です。その清明の初候(4月4日~4月9日頃)が七十二候の「玄鳥至」です。(2020-07-19の記事参照)

ツバメの異名が「玄鳥」。春になると海を渡って日本にやってきます。家の軒先などに巣を作りますが、その家には幸せが訪れるといわれています。 桜に気持ちがいってしまう春。しかし道の端にも一輪の花が咲いています。心穏やかであればあちこちで春をみつけることができます。散歩をしながらいろんな春を探してみてはいかがでしょう。

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