こんにちは、松本千嶂です。
今日の書作品は、「求福」です。
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「求福」(墨場必携<2020-06-28の記事参照>より)
読み:ふくをもとむ
意味:福を招ききたらしむ
大きさ:タテ約24cm、ヨコ約33cm
用途:インテリア
横書きに見えますが、縦書きです。1行に一文字。ですから文字は右から左へ流れてゆきます。よく目にする和室に飾られた書額がそうです。古い写真で見るお店の看板なども右から書かれています。最近は、横書きの書を見ることも多くなりましたが、もともとが縦書きの文化なのでそうなっているのでしょう。
書体は隷書(風)です。隷書の基本に忠実ではないかもしれませんので「風」としました。隷書の形態や筆法の基準は別の記事で詳しく述べたいと思います。
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仏教では欲望を抱くことは三毒煩悩の一つとされていますが、福を求めることはごくごく当たり前の欲望だと思います。凡人のささやかな望みです。大切なのは自分の福だけではなく他人の福も同じように求める気持ちを持つことです。
そうすればきっと阿弥陀様も優しく微笑んで下さるはずです。
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