「書」 創作の楽しみ

インテリア用書作品とデザイン用毛筆文字

色即是空(禅語) ~インテリア用書作品~

こんにちは、松本千嶂です。

今日の書作品は、禅語の「色即是空」です。

 

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 「色即是空」(禅語)

読み:しきそくぜくう

意味:
この世にあるすべてのもの(色)は、因と縁によって存在しているだけで、実態ではない(空)

大きさ:タテ約33cm、ヨコ約24cm
用途:インテリア

書体は行書です。「楷書は立つが如く、行書は行くが如く、草書は走るが如し」といわれています。楷書は人に例えて動かない立っているいるような姿であり、行書は歩いているような調子、草書はスピード感があり走っているようだ、そんな意味でしょうか。ですから、行書はやや動きのある筆致が特徴です。「楷書を簡易にし相交え行流する」というところから「行書」の名がついたといわれていますが、定かではありません。

作品を制作する上で、4文字の字の形(正方形、縦長、大小など)が同じようにならないように気をつけています。

 

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 「色即是空」は、般若心経の中の言葉です。大乗仏教の基本的な考え方だそうです。意味は上に書きましたが、理解不能です。ネット上にもたくさんの解説がありますが、どれも似たような説明で、真に理解するには生涯を仏教に捧げる覚悟が必要な気がします。それでも理解できるかどうかは疑問です。ただ、般若心経というお経がありがたいお経で、色即是空という大事なことを教えているのだ、ということだけは何となくわかります。

手元に「ふっと心がかるくなる禅の言葉 永井正之監修」(下に掲載の本とは別のもの)という本があり、その中の「色即是空」の項に、「ただ確実に言えるのは『目に見え、手で触れられるものだけに心をとらわれてはいけない』ということです」との解説があります。

「なるほど」と思いましたが、色即是空の理解には至りません。こうなれば無心で般若心経を写経するに限るかもしれません。

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