「書」 創作の楽しみ

インテリア用書作品とデザイン用毛筆文字

掬水月在手 ~インテリア用書作品~

こんにちは、松本千嶂です。

今日の書作品は、「掬水月在手」です。

 

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「掬水月在手」(禅語)

読み:みずをきくすればつきてにあり
意味:水を両手ですくってみれば、その手の中に月は映っている
大きさ:タテ約33cm、ヨコ約24cm
用途:インテリア

「掬」は偏と旁の高さを変えます。「月」と「在」の横画は等間隔にし、右上がりに書きます。「手」の最終画は右に膨らむように。楷書の基本(2020-11-19の記事参照)は以上のようになるかと思いますが、作品によっては違った結構(組み立て)にすることもあります。「水」はこの作品では横長にして幅をもたせましたが、前後左右の字によっては縦長に書くこともあります。

 

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「隣の芝生は青く見える」といいます。自分と他人を比較して、ひがんだりねたんだり。煩悩というやつです。そう思い始めるとますます隣の芝生が良く見えてきます。この禅語は、「月の明かりは誰にでも平等に注がれ、誰一人無視されることはない。水を掬って(すくって)御覧なさい。その手の中には月が姿を現しているでしょ」といっています。美しい月をただ眺めているだけではなく、自分自身の働きかけがあってはじめて、月を自分のものとして感じることができるんですね。

 

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